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ー建設現場に必須の足場|重要性と実施される安全対策を紹介ー

2024.4.26

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都市部や住宅地で多く見かける、建設現場に設置された足場。足場は高所での作業に不可欠なもので、作業の効率化だけでなく、職人の安全確保にも重要な役割を担っています。

 

この記事では、足場の安全確保に必要な対策と事故防止策を詳しく説明します。

 

足場について理解を深めたい方や足場を利用する工事を予定している方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

足場の安全性

足場の設置は法律で厳格に規定されており、高所作業では作業員の安全はもちろん、近隣住民の安全も最優先されます。

 

しかし、足場を使った建設現場では転落事故や物が落下する事案が度々発生しており、大きな問題となっているのも事実です。

 

足場作業中は作業員全員が細心の注意を払い、安全を確保する措置が必要です。対策としては、転落事故の防止を目的とした法規制の設定や、事業者に対する安全措置の義務化が行われています。

 

 

 

法律による安全確保

足場作業での安全は、「労働安全衛生法」と呼ばれる法律で厳格に規定されています。労働安全衛生法は、労働場所の安全と健康を保護し、快適な労働環境を確立することを目的としたもの。労働基準法から派生した法律で、労働災害の防止に特に重点を置いています。

 

工事に関係する事業者は、法律にもとづいて安全かつ健康的な職場環境を保ち、事故を未然に防ぐ責任があります。足場設置においても、安全対策を計画的に実施し、責任の所在を明確にすることが大切です。

 

足場に関する規定

労働安全衛生法での足場に関する規定では、安全な部材の使用や作業環境の整備、適切な工期の設定が求められています。

 

たとえば、足場に不具合があると、安全が確保されず作業員が転落するリスクが高まることが予想されます。事故防止のため、足場を設置する前や作業開始前には、部材に欠陥はないか、事故につながる可能性のある異常はないかといったことの確認が必要です。

 

また、立てたスケジュールに無理を感じたら、実現可能な計画に随時組み直すことも大切な安全対策の一つです。

 

 

足場で必要とされる安全対策

足場作業の安全を保障するためには、具体的にどのような対策を講じるべきなのでしょうか。建設現場では、さまざまな方法で足場作業の安全を確保しています。

 

以下では、考えられる以下の2つのリスクに対する安全対策を紹介します。

 

  1. 部品の落下
  2. 床材の崩れ

 

順に見ていきましょう。

 

 

1.部品の落下への対策

足場では、作業員の転落だけでなく使用される部品の落下もリスクの一つです。物の落下を防止するには、幅木、防網、メッシュシート、または安全ネットの設置が有効です。

 

たとえば、落下のリスクがある場合には、最低でも高さ10cmの幅木を用いるよう決められています。また、足場に防網を設置することで、落下物の危険を軽減し、メッシュシートを使用することで、足場からの物の飛散を防ぐことが可能です。さらに、塗料やほこりの拡散も抑制できるでしょう。

 

暑い季節では、メッシュシートが風を通すことで作業環境の温度調整を助けるメリットもあります。

 

防網の役割

足場の安全対策として重要なものの一つは、防網の設置です。防網は、足場から部材や工具の落下を防止します。特に勾配のある屋根作業において、手すりと軒先の間に広がりがある場合に重宝し、作業床と建物との隙間にも防網を設置することで安全性を高めます。

 

一般住宅での工事で防網を用いる際は、主に2階の梁に設置して落下や転落を防ぎます。

 

防網の設置が必要なのは、2階以上の高所や吹き抜け、階段の開口部などでの作業です。平成21年に改正された足場の衛生規則においても、10cm以上の幅木や防網の設置が義務付けられています。

 

 

 

2.床材の崩れ防止への対策

足場に設置された床材が崩れないようにするための対策も、安全確保に必要なことの一つです。特に、足場を固定する「枠組み足場」を設置する際は、支持物を適切に配置することが大切です。

 

 

 

 

安全対策の重要性

足場作業の安全を確保するには、幅木・防網・メッシュシートの設置が重要です。ただし、適切に設置されていなければ効果は期待できません。

 

そのため、防網やメッシュシートに破損がないかを確認し、常に良好な状態に保つことが必要です。労働安全衛生規則では、作業開始前に足場や必要な部材の点検が義務付けられており、足場が組まれたあとも点検の結果を記録し、保持することが規定されています。

 

 

意識すべき安全対策

足場を使用する現場での安全確保には、設備を利用すること以外にも取り組める対策があります。その一つとして、「過密なスケジュールを避けること」があげられます。無理矢理作業を進めることなく余裕を持った工事予定は、作業員の安全保障につながるでしょう。

 

また、コスト削減のために本来必要な部材を省略するのではなく、必要な部材を適切に取り入れることも、作業の安全確保には大切です。

 

 

 

まとめ

この記事では、足場作業の安全性を高めるために実施すべき対策を紹介しました。高所作業に不可欠な足場ですが、転落や物の落下といった事故が発生しているのも事実です。事故を防ぐためには、事業者や作業者一人ひとりが安全を意識し、規定を厳守する必要があります。

 

足場の安全性を確保する方法として、幅木や防網、メッシュシートの利用を徹底し、作業開始前の点検が重要です。また、現実的でないスケジュールで作業を進めることは避け、安全を最優先に考えることも対策の一つといえるでしょう。

 

京都ルーフテクノでは、4階建て以下の住宅における仮設足場工事も承っております。単管足場やくさび緊結式足場などさまざまな種類のなかから、住宅に最適な足場設置を行います。豊富な経験を活かし、安全対策を徹底した足場づくりが可能です。

 

また、当社が得意とする屋根工事や外壁工事とセットでのご依頼も歓迎しております。足場について疑問やご相談がある方は、ぜひお気軽に当社へお問い合わせください。

 

京都・滋賀・大阪で屋根工事をお考えなら京都ルーフテクノへ!

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