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ー外壁のひび割れの補修方法とは?原因と症状別の対処法ー

2024.4.27

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外壁塗装が劣化すると、ひび割れが生じることがあります。ひび割れを引き起こす原因は多岐にわたり、亀裂の大きさに応じて異なる対応が必要です。

 

この記事では、外壁のひび割れが発生する原因と症状別の補修方法についてご紹介します。

 

お住まいの外壁にひび割れが見られるという方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

外壁のひび割れの種類と対処法

外壁のひび割れは大きさによって修理の緊急性が異なります。ひび割れには主に以下の2種類があります。

 

  1. ヘアークラック
  2. 構造クラック

 

自宅の外壁に生じたひび割れがどちらに当てはまるかを確認し、適切に対処しましょう。

 

 

1.ヘアークラック

ヘアークラックは幅が0.3mm以下、深さが4mm以下の非常に細いひび割れで、髪の毛のように細いことからこの名前がついています。ヘアークラックのひび割れは、モルタル外壁・窯業系サイディング・コンクリート外壁などさまざまな外壁材に見られ、主に外壁塗装の塗膜が劣化して発生します。

 

ヘアークラックの一般的な原因は、塗膜が紫外線や風雨によって劣化し、外壁材の膨張や収縮に追従できなくなることによるものです。

また、モルタルやコンクリートのような素材は、施工時の乾燥過程で縮小が起こりやすく、結果として乾燥クラックが生じることがあります。

ヘアークラックは施工上の問題で発生することもあるため、工事から3年以内にひび割れや塗膜の剥がれが見られた場合には、施工不良を疑い、保証書を確認して業者へ連絡しましょう。

 

ヘアークラックは比較的軽微なひび割れですが、放置するとひび割れが拡大し、より深刻な問題へと進行する可能性があるため、早めの対処をおすすめします。

 

 

2.構造クラック

幅が0.3mmを超えるひび割れは構造クラックと呼ばれ、外壁や建物の構造に重大な影響を及ぼす可能性がある深刻な症状です。構造クラックの主な原因には、小規模なひび割れが進行して構造クラックになる場合と、地震・地盤沈下・交通の多い道路による振動など外部からの力によるものが考えられます。

 

また、建物の筋交いが不足しているといった構造的な欠陥が原因で、予期しないほどの振動や歪みが外壁に作用した際にひび割れが生じることもあります。

 

構造クラックでは、ひび割れから雨水が侵入し、外壁の劣化を早めたり雨漏りを引き起こしたりするリスクがあるため、迅速な修復が必要です。

 

 

ひび割れによる外壁の劣化症状

ひび割れが引き起こす外壁の劣化症状には、以下の2つがあります。

 

  1. 構造体の腐食
  2. 爆裂現象

 

外壁のひび割れは、放置することでさまざまな劣化現象を引き起こす可能性があります。軽微なひび割れであっても見逃さず、修復が比較的容易な段階で適切に対処することが大切です。

 

 

1.構造体の腐食

ひび割れが引き起こす劣化症状の一つは、構造体の腐食です。軽度の水漏れであれば外壁の防水層や下地の保護シートが建物を守りますが、長期間放置するとこれらの防御策では不十分となり、構造体への浸水が進んで腐食につながります。

 

木材の腐食はシロアリの増殖やカビの発生を促し、建物の耐久性を低下させることになります。柱や梁の補修は大がかりな工事が必要となりコストもかかるため、ひび割れは早期に修復を検討しましょう。

 

 

2.爆裂現象

爆裂現象も、ひび割れが引き起こす劣化症状の一つです。爆裂現象は、モルタルやコンクリートが内部の鉄筋の錆によって膨張し、外壁が剥がれ落ちる現象です。クラックから雨水が侵入すると、鉄筋が錆び、膨張した錆がモルタルやコンクリートを圧迫して破壊します。

 

壊れた部分からさらに雨水が侵入して構造体の内部まで腐食が進行する危険があり、ひび割れや開口部からはシロアリを含む害虫が侵入するリスクも高まります。

 

そのため、爆裂現象が発生する前にひび割れを補修することが大切です。

 

 

ひび割れの修復方法

外壁のひび割れの修復方法は、主に以下の4つです。

 

  1. 外壁塗装でひびを埋める
  2. シーリング材の充填
  3. ダイレクトシール充填工法
  4. U字カットシーリング工法

 

順に詳しく紹介します。

 

1.外壁塗装でひびを埋める

建物の構造に大きな影響を与えない軽微なヘアークラックの場合、通常の外壁塗装で十分に対処可能です。下地に直接塗装を施し、上から外壁塗料を塗ることで、均一で割れのない塗膜を形成します。

モルタル製の外壁には、弾性のある塗料を使用すると効果的です。弾性塗料は外壁の動きに合わせて伸縮するため、ひび割れの発生を抑制し、高い防水性を持つ外壁に仕上がります。

 

2.シーリング材の充填

ひび割れ部分にシーリング材や微弾性フィラーを塗り込む方法です。

シーリングやフィラーといった材料をひび割れに充填し、上から外壁塗装を施すことで、ひび割れが目立たないように保護します。

 

3.ダイレクトシール充填工法

ひび割れ部分に弾性エポキシ樹脂や弾性シーリング材を直接注入する方法です。ダイレクトシール充填工法は比較的簡単な補修手段として、本格的な修復作業の前に施されることが一般的です。

 

4.U字カットシーリング工法

構造的な問題をもたらす大きなひび割れに対して用いる修復方法です。ひび割れの溝を電動カッターでU字形に削り、プライマーを塗布したあとにシーリング材を充填します。

その後表面を均して外壁塗装を行い、最終的に塗膜でひび割れを保護します。

 

 

サイディング外壁もコーキングの劣化に注意

サイディング外壁の目地部分を埋めるコーキング(シーリング)も、一般的に約5年~10年で劣化し始めます。

 

コーキングが劣化すると、ひび割れや剥がれが生じて雨水の浸入の原因となるため、早めの修復が必要です。

 

 

コーキングのひび割れの補修方法

コーキングのひび割れの補修方法には、「コーキングの打ち増し」と「コーキングの打ち替え」の2つがあります。

 

以下で詳しく説明します。

 

コーキングの打ち増し

打ち増し工法は、既存のコーキング材の上に新たなコーキング材を追加する方法です。ひび割れの処置として用いられますが、長期的な解決とはいえないため、応急処置として施されます。

 

コーキングの打ち替え

打ち替え工法は、古いコーキングを完全に除去し、新しいコーキング材を充填する方法です。打ち増し工法よりは費用がかかりますが、新しいコーキングの持続性が高くなるため、打ち替えを選択する場合が大半です。

 

 

まとめ

今回は、外壁のひび割れの原因と補修方法について説明しました。

ひび割れの深刻さは見た目だけではわかりにくいため、素人判断せず、専門の外壁塗装業者に診断を依頼することが重要です。

 

ひび割れが建物の構造に影響している可能性や、ひびから水が侵入して外壁材を傷めたり、建物内部の構造が腐食したりするリスクもあります。

 

ひび割れを発見したら、早い段階で外壁塗装業者に連絡し、点検を依頼しましょう。

 

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