外壁塗装の劣化を放置すると生じるリスクと塗装の目安時期
2023.7.21
修理費用をかけたくないために、外壁塗装を放置している人はいませんか。外壁塗装は建物を守ってくれる重要な部分です。外壁塗装を再度施すことは、色あせやひび割れの防止にも繋がります。
建物自体をリフォームする修理方法もありますが、費用が高額になるおそれがあります。一方、外壁塗装の部分的な塗り替えであれば、低コストで済ませられます。
突然の雨や風、災害から住まいを守るためには、修理がしやすい外壁塗装の塗り替えを選択することがおすすめです。この記事では、一般的な外壁塗装の塗り替えやメンテナンスの時期について解説します。
以下の塗り替えやメンテナンスの年数はあくまでも目安です。塗料の耐用年数や劣化の具合に合わせて、自宅の外壁塗装を塗り替えるのに最適な時期を考えてみましょう。
外壁塗装を放置すると生じる問題とリスク
外壁塗装の放置は、さまざまな問題とリスクをもたらします。外壁の劣化が進行し、塗膜が剥がれたりひび割れたりする可能性があります。
外部からの水や湿気が侵入し、建物内部の構造材や壁内の断熱材に損傷を与えてしまいます。また、劣化した外壁は耐久性が低下し、風や雨による損傷を受けやすくなるのです。放置された外壁塗装は、建物の外観にも影響を与えてしまいます。
塗膜の色あせや剥がれにより、建物全体の美観が損なわれ、価値が低下する可能性もあります。外壁の汚れやカビが発生する確率も高くなるのです。建物の衛生状況にも悪影響を及ぼし、住環境の質が低下してしまいます。
さらに、放置された外壁は経済的な問題を引き起こします。劣化した外壁は断熱性能が低下し、冷暖房の効率が悪化するのです。結果的に、エネルギー効率が低下し、冷暖房の費用が増加します。
また、外壁の修復が必要になる場合、放置による損傷が進行しているときには、修繕費用が高額になることが予想されます。
外壁塗装リフォームの最適な時期
外壁塗装の最適な時期は、一般的には約10年から20年程度の間です。外壁は、経年劣化や気候の変化によってダメージを受けるため、定期的なメンテナンスが必要になります。
10年を経過すると、外壁の汚れや色あせ、ひび割れが目立ち始めて塗膜の劣化も進行します。その結果、防水性能や断熱効果が低下し、建物全体の耐久性も損なわれてしまうのです。
20年を経過すると、外壁の劣化はより深刻になります。塗膜の浮きや剥がれ、さらなるひび割れが生じる可能性が高くなります。また、外壁の表面が粉化していることもあり、美観を損ねる要因にもなりかねません。
劣化が進行すると、修復費用が増えるだけでなく、建物自体の価値が低下する可能性もあります。そのため、外壁塗装の時期を見極めることが重要です。
10年から20年の間に外壁塗装を行うことは、劣化や損傷を早期に予防し、建物の美観と耐久性の維持に繋がります。
専門家のアドバイスを受けることは重要です。建物の外壁を長く美しく保つためには、定期的なメンテナンスを行いましょう。
外壁塗装のメンテナンスに最適な時期
外壁塗装のメンテナンスを行うのに最適な時期は、一般的に外壁塗装の耐用年数である約10年から15年程度です。外壁塗装は、建物を外的要因から保護し、美観を保つ役目を果たしています。
しかし、時間が経つと外壁の塗膜は劣化し、剥がれやひび割れが生じてしまいます。劣化が進む前に、外壁塗装のメンテナンスを行いましょう。
メンテナンスのタイミングは、外壁の劣化状況から判断できます。色あせや剥がれ、ひび割れの有無、表面のざらつき、汚れやカビの発生などを確認します。
ただし、メンテナンスの時期は建物の使用状況や地域の気候条件によって異なる場合もあります。特に気候の厳しい地域では、外壁へのダメージが早く進行するため、頻繁なメンテナンスが必要になるでしょう。
外壁塗装のメンテナンスは、建物の寿命を伸ばし、外部からのダメージや劣化を防ぐ重要な手段です。早めのメンテナンスは将来の修繕費用を抑えるだけでなく、建物の美観を保つ助けにも繋がります。
チョーキング現象は外壁塗装における劣化現象の一つである
外壁塗装は建物の外部を保護し、耐久性を確保する重要なものです。
チョーキング現象は外壁塗装における劣化現象の一つとして知られています。チョーキングとは、塗膜表面に白い粉状の物質が付着し、色彩が退色してしまう現象のことを指します。
チョーキング現象は、主に塗料に含まれる顔料の劣化や紫外線の影響によって引き起こされます。長期間紫外線に晒されることにより、塗料表面の樹脂分子が分解され、微細な粉末状の物質が放出します。粉末は外壁表面に付着し、チョーキング現象になるのです。
チョーキングが進行すると、塗膜の劣化や防水性の低下を引き起こす可能性があります。また、チョーキングによって付着した粉末状の物質は、風や雨によって周囲に飛散し、建物の周辺環境にも影響を与えてしまいます。
外壁塗装においては、チョーキング現象を防ぐために適切な塗料の選択が重要です。耐候性に優れた塗料や紫外線吸収剤を含んだ塗料を選ぶことで、塗膜の劣化を防止することに繋がります。
外壁塗装は建物の外観を美しく保ち、耐久性を確保するために欠かせない作業です。チョーキング現象は一つの劣化現象であり、適切な対策を講じることで外壁の美観と保護機能を守ります。
定期的な点検や専門業者への相談を通じて、適切なメンテナンスを行い、建物を長持ちさせることをおすすめします。
まとめ
建物の劣化を防止するためには、外壁塗装が重要です。メンテナンスの頻度を少なくするためには、耐用年数の長い塗料をおすすめします。
雨や風は日常的に発生するものなので、外壁塗装によって建物を守りましょう。劣化が進行する前に修理を行えば部分的な外壁塗装で済みますが、劣化の進行が進むと全体的な外壁塗装を行わなければなりません。
低コストで部分修理を行うためには、定期的なメンテナンスや塗り替えが必要です。
また、目に見えない劣化もあるため、専門家と相談しましょう。小さなひび割れを放置すると、ほかの部分まで傷んでしまいます。汚れやカビ、チョーキング現象にも注意しなければなりません。
年数が経つと撥水性が少なくなるため、早めにメンテナンスの計画を立てましょう。
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